兵庫県の消防設備点検業者は678社——神戸市は3割にとどまり、単独最大は姫路市100社
公開: |運営: ubusuna works
この記事の結論
兵庫県内で消防設備点検(消防施設工事業の許可)を持つ業者は、当サイトの集計で678社(2026年9月10日集計)。県内唯一の政令指定都市である神戸市は9区合わせて202社(29.8%)で、単独の市としては姫路市が飾磨区・大津区などの区表記を含めて100社(14.7%)と最大になる。神戸市中央区(41社)1区より姫路市全体の方が多い。
誰向けか: 兵庫県内の建物で消防設備点検を頼む業者を探している、ビル・マンション・店舗の所有者・管理者。
- 神戸市は9区ごとの内訳を見る。区によって業者数の差が大きい
- 姫路市は「姫路市」のほか「姫路市飾磨区」「姫路市大津区」などの表記でも登録がある。姫路市だけで検索すると一部を見落とす
- 許可上の所在地と、実際に現場へ来られる対応エリアは別。対応可否は各社に確認する
神戸市中央区には41社が登録されている。兵庫県内の1区としては最多である。ところが同じ兵庫県で、それより多い業者を抱える市がある。姫路市である。政令指定都市でもないのに、住所には今も「区」が付いている。
678社のうち、神戸市は202社(29.8%)にとどまる
兵庫県が公表している建設業許可業者名簿(消防施設工事業)から、当サイトは県内678社を掲載している(2026年9月10日集計)。兵庫県内で唯一の政令指定都市である神戸市は、9区を合わせて202社。県全体に占める割合は29.8%である。
東京都や大阪府、神奈川県では、政令指定都市に業者が大きく偏る傾向がある(東京都の記事・大阪市の記事参照)。兵庫県はそこまで偏っていない。残る476社、県全体の70.2%が神戸市以外に分かれている。
単独の市で最多なのは、神戸市の区ではなく姫路市
県庁所在地の神戸市がいちばん大きな1つの塊であることに変わりはない。だが「区」単位まで割ると話が変わる。神戸市でもっとも業者が多い中央区でも41社である。これを上回る市が、神戸市の外にある。
姫路市は、名簿上「姫路市」とだけ書かれた登録が71社。これに加えて、「姫路市飾磨区」14社、「姫路市大津区」6社、「姫路市広畑区」5社、「姫路市網干区」3社、「姫路市勝原区」1社という表記の登録がある。姫路市は政令指定都市ではないが、住所の一部に旧市町村の名残である「区」が今も使われている。これらをすべて合わせると、姫路市は100社になる。
見落としやすい表記
「姫路市」だけで探すと、飾磨区・大津区など区表記のある29社を見落とす。姫路市の業者を探すときは、区の表記が付いた登録もあわせて確認したほうがいい。
姫路市に次ぐのは尼崎市56社。10社を超える市はほかにも伊丹市・西宮市・明石市・豊岡市などがあるが、姫路市の100社、尼崎市の56社と比べると差がある。
神戸市9区の内訳——中央区41社から須磨区8社まで
神戸市内を区ごとに見ると、次のようになる。
| 区 | 業者数 |
|---|---|
| 中央区 | 41 |
| 兵庫区 | 32 |
| 西区 | 25 |
| 長田区 | 22 |
| 灘区 | 22 |
| 東灘区 | 20 |
| 北区 | 19 |
| 垂水区 | 13 |
| 須磨区 | 8 |
もっとも多い中央区と、もっとも少ない須磨区では5倍の開きがある。9区のどこにも登録はあるが、区によって候補の数はかなり違う。
出どころ
兵庫県建設業許可業者名簿(消防施設工事業)を、当サイトが2026-09-10に集計。住所表記の市区郡で分類した。当サイトの並び順は五十音順が基本で、掲載の有無や契約で順位は変わらない(掲載の中立性)。
郡部では、1社しかない町が4つある
神戸市・姫路市・尼崎市を除いた地域では、登録数が少ない町がいくつも残る。もっとも少ないのは加古郡稲美町・揖保郡太子町・佐用郡佐用町で、いずれも登録は1社しかない。姫路市勝原区も同じく1社である。
登録が1社しかない町で、その1社に対応してもらえなかった場合はどうするか。名簿上の所在地は本店であって、対応エリアの境界線ではない。稲美町であれば加古川市、太子町であれば姫路市というように、隣接する市まで候補を広げて探すほうが現実的である。
神戸市でも姫路市の郡部でも、点検の義務そのものは変わらない
消防法第17条の3の3は、防火対象物の関係者に対し、消防用設備等を定期に点検し、その結果を消防長または消防署長に報告することを義務付けている。この義務は神戸市の区であっても、郡部の町であっても同じで、政令指定都市だから軽い、町だから緩いという扱いはない。点検の周期・報告の周期の全体像は消防設備点検で実際に何をされているのかにまとめた。
名簿に載っていることが示すのは、消防施設工事業の許可を持っているという一点だけである。点検そのものを実施できるかどうかは別の資格の話で、その境目は消防設備の「点検」と「工事」は、別の資格と別の許可で動いているに整理した。許可の区分が業者の良し悪しを表さない理由も消防設備点検業者にランキングは作れないで書いたとおりで、神戸市の202社にも郡部の1社にもそのまま当てはまる。
兵庫県内で探すときの見方
当サイトは兵庫県内678社を兵庫県のページにまとめている。神戸市は区ごとの一覧があり、姫路市は区表記の違いをまたいで探す必要がある。登録が少ない郡部の町では、隣接する市まで範囲を広げる形になる。
見積もりを頼む前に建物について整理しておく項目は点検の見積もりを頼む前に、建物について答えられるようにしておく5つにまとめた。地域の数字を見ても候補が絞れない場合は、こちらからの相談も受け付けている。
数え方
- 対象は兵庫県が公表する建設業許可業者名簿のうち、消防施設工事業の許可を受けている業者678社
- 神戸市は区単位、姫路市は「姫路市」と区表記の登録を分けたうえで合算した数値を示している。それ以外は名簿記載の市区郡単位で分類した
- 集計日は2026年9月10日。名簿は更新されることがあるため、最新の数は変動しうる
出典
- 消防法(e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC1000000186)第17条の3の3 取得日2026-09-10
- 建設業法(e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/324AC0000000100)第3条第1項 取得日2026-09-10
- 兵庫県が公表する建設業許可業者名簿(原本のURLと取得日は各社ページに記載)
- 当社の集計(兵庫県の建設業許可業者名簿から県内678社を抽出し、市区郡単位で分類)集計日2026-09-10
- 市区郡ごとの業者数は許可上の所在地による分類であり、各社の実際の対応エリアとは別。対応可否は各社にご確認ください